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パナソニック:クラウドへのCRM導入でコスト削減と処理速度最大46%向上を実現

背景

タイ、インドネシア、シンガポール、ベトナム、フィリピンといった国々を含むアジア太平洋地区は、パナソニック社にとって最も重要な地域であり、企業収益の約80%を占めています。しかし、成長著しいが故にこの地域には課題がありました。ビジネスが急成長し過ぎたため、Microsoft Dynamics CRM 4.0をベースにした既存のCRMシステムが対応できなくなっていたのです。同社は老朽化した顧客管理ツールを刷新し、それと同時に膨大なデータ量と高騰したホスティングサーバーのコスト削減にも対応する必要がありました。

システムが今まで以上に安定することで、従業員にとってより良い職場環境となり、お客様により良いサービスを提供できるようになりました。アバナードは、パナソニック社の生産性と顧客満足度向上に大いに貢献してくれました。

Tan Chea Yang氏 ジェネラル・マネージャー Panasonic Asia Pacific

ソリューション

パナソニック社は、サーバーのホスティング費用を削減し、インフラストラクチャを単純化するために、オンプレミス環境からクラウドへ移行することに決めました。

8ヶ月以内にMicrosoft Dynamics CRM 4.0からCRM 2013へのシステム・アップグレードを実行し、既存のオンプレミス・サーバー(CRM、AX SharePoint)をMicrosoft Azureのクラウド環境に移行するよう、Microsoftのエキスパートであるアバナードに依頼しました。

アバナードとマイクロソフトは、同時にリモート・デスクトップも導入し、ユーザーがクラウド内のAXクライアントとサーバー間をレイテンシーなしにAXアプリケーションにアクセスできるようにしました。これまではCitrix社のデスクトップ・サブスクリプション・ソリューションが利用されていましたが、この新しいソリューションでは、コスト削減が見込まれるだけでなく、リモートでの使用も可能となっています。

さらに、AzureがホストするSMAPサーバーを管理すべく、アバナードのマネージドサービスを利用することになりました。

成果

新しくアップグレードされたシステムでは、アバナードの絶妙な調整とデータ管理により、パフォーマンスが最大46%向上しています。

特に今回導入されたリモート・アプリケーション・サービスにより、仮想デスクトップ・インフラストラクチャの契約がなくなり、コスト削減に大いに貢献しています。

同社は、Microsoft Azureのオンデマンド・コンピューティングの恩恵を受け、これからも運用コストの削減に取り組む予定です。

パナソニック社

パナソニック社の事例紹介全文はこちらからご覧になれます。(英語)

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