投稿者
日野紀子
コーポレートシチズンシップ
「グリーンソフトウェア」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。電力の使用による温室効果ガスの排出を抑えた、環境に与える負荷の少ないソフトウェアを意味します。
アバナードはアクセンチュア、マイクロソフト、ボストンコンサルティングなどと並んで「グリーンソフトウェア財団」の運営理事をつとめ、 IT 業界全体での環境負荷軽減のためのさまざまな取り組みを推進しています。
この財団で、特に力を入れて取り組んでいることの一つが「実務者のためのグリーンソフトウェア」コースの普及です。
「実務者のためのグリーンソフトウェア」は、なぜ IT 業界が二酸化炭素を多く排出するのか、二酸化炭素の排出を減らすために、ソフトウェアの開発時に何をどのように意識する必要があるのかなど、基礎知識を短時間で学ぶことができるプログラムです。最後にチェックテストを合格することで、同コースのライセンス( Green Software for Practitioners )を取得できます。ライセンスのバッジは、 LinkedIn などの SNS で表示することが可能です。
2024年4月現在、同ライセンスの取得者数は、全世界でアクセンチュアが 1 位。そして 2 位はアバナードです。引き続きアバナード全社で受講していくのはもちろんのこと、会社の枠を超えて、多くの IT 産業従事者の方に受けていただき、環境に対する知識や意識が広がっていってほしいと思います。
今、全世界の企業や団体が二酸化炭素の排出量を減らす努力をしています。その努力に貢献するシステムを私たち IT 企業が提供できれば、両者にメリットがあるのはもちろん、地球環境全体にとってもうれしい未来につながるはずです。
「実務者のためのグリーンソフトウェア」コースは、技術的なプログラミングのコードを学ぶのではなく、より環境負荷の少ないプログラムを書くことや、環境負荷を軽減する開発を進めるための基本的な知識や考え方を学ぶことを目的としています。エンジニアだけでなく、システムを何らかの形で使うすべての職種の人にとって、環境のことや自分たちの仕事を考える上で、大切な気づきが得られるプログラムになっています。
実際、この資格を取得した人たちからは、以下のようなコメントが届いています。
「このコースのおかげで、グリーンソフトウェアの原則を日々の仕事に適用し、持続可能な未来の構築に一歩近づくことができました」
「このコースは持続可能な未来を築き、環境に良い影響を与えるための素晴らしいツールです!」
アバナードのコーポレート シチズンシップのミッションは、次世代・地方・環境に、持続可能な影響をもたらすこと。一人でも多くの方と「グリーンソフトウェア」のコンセプトを共有し、未来の社会を変える仕事をしていきたいと思います。グリーンソフトウェアの知識を身に付けて、より良い地球の未来を一緒に創造しましょう。