※本リリースは、米国本社から発表されたプレスリリースの抄訳です。

【2023年1月4日 – 米国シアトル発】 アバナード株式会社（以下、アバナード）は、マイクロソフトとの22年にわたる関係を拡大し、Microsoft Azureとその包括的なIT、制御運用技術（OT）サイバーセキュリティツール機能を使用して、増加するサイバーセキュリティの脅威から自動車業界とOEMを守る支援をすることを発表しました。

アバナードは、2023年前期にSecure Automotive Cloud Platform（SACP）をローンチする予定です。このソリューションでは、車両セキュリティオペレーションセンター（VSOC）を含む自動車OEMと運輸業界に注力します。製造施設、OT、現場の車両を保護し、車両の健全性とOEMやフリートオペレーターのセキュリティ、ライフサイクルの両方を、現場からフリート管理まで一貫して管理します。

交通インフラに対するサイバー攻撃の頻度と精巧さが増すにつれて、自動車業界にとってOTオペレーションを保護する必要性はかつてないほど重要になっています。

SACPソリューションは、新たに生産されるすべての車両をサイバー攻撃や想定される脅威から包括的に保護するという課題に対応します。このソリューションにより、車両管理者はすべての車両の状態を監視し、必要に応じて車両全体を保護するための対処をすることができます。Microsoft Sentinel、Azure Digital Twin、Defender for IoT、Defender for Cloud、Defender Threat Intelligenceをエンド ツー エンド ソリューションに統合することにより、自動車OEMにUNECE WP. 29の定めるR155、R156を適用させることができます。また、エンド ユーザーのアイデンティティ保護やデータ改ざんの防止といったメリットも得られます。

アバナードのグローバル サイバーセキュリティ リーダーであるラジブ・サガーは次のように述べています。
「自動車業界では、自動車を管理するためのコンピューターやソフトウェアへの依存度が高まるにつれ、サイバー攻撃の頻度も高度化し続けています。自動車メーカーがサイバー攻撃への警戒を怠らずセキュリティ対策戦略を行っていく必要性はこれまで以上に高まっています。私たちが開発した革新的なフレームワークとMicrosoft Azureを使用して業界固有のセキュリティ ソリューションを提供し、お客様のIT、IoT、OTを保護し、業務への攻撃を最小化する能力を提供します」

マイクロソフトの自動車、モビリティ、輸送業界ソリューション担当のゼネラル マネージャーを務めるサンジェイ・ラヴィは次のように述べています。「マイクロソフト デジタル ディフェンス レポートを通じて、我々は昨今のビジネスが直面するセキュリティ課題に関して独自の領域の視点を持っています。自動車のコネクテッド化とソフトウェア駆動化が進む中、自動車業界にとって堅牢なサイバーセキュリティの必要性は極めて重要です。マイクロソフトは、包括的なツール、テクノロジー、パートナーネットワークとともに日々43兆を超える脅威のシグナルを追跡しています。アバナードとの連携により自動車業界はマイクロソフトのサイバーセキュリティ サービスの恩恵を受けることができます」。

＊記載されている会社名および製品名は、一般に各社の商標または登録商標です。