背景
HUB Internationalは世界第5位の大手保険ブローカーで、最適な福利厚生の提供によって人々の暮らしをより良くしていくことを使命としています。同社のターゲット層である中小企業の場合、一般的に入手可能なデータを提供することが、そうした企業の意思決定につながり、従業員に大きな影響を与えることがあります。HUBは既にMicrosoft Power Platformを導入済みで、Power BIとPower Automateの使用経験はあったものの、まだPower Appsの機能は活用していなかったため、Power AppsのテストケースとしてはWorkforce Persona Analysis™が理想的と考えました。
ソリューション
HUBの依頼を受け、アバナードはPower AutomateとPower BIの分析センターで新しいツールと機能を構築しました。また、Personaのモダナイゼーションの道筋をつけるサポートも行いました。Power Platformのメリットには以下のようなものがあります。
- 詳細分析を従業員レベルで提供
- 新規獲得収益を数値化
- 人員に関する先見的なインサイトを顧客に提供
また、アバナードは顧客が従業員データを格納するための一元的なデータベースとBenefits SmartView™も開発しました。このBenefits SmartViewでは、現在および今後の従業員福利厚生について顧客に調査し、スコアや指標を同業他社と比較できます。
成果
HUBが依頼したライブ分析ソリューションとデータベースが完成するまでにかかった期間は4か月。もしMicrosoftのローコード技術やノーコード技術がなく、豊富な知識を持つパートナーもいなければ、6か月から1年はかかるところでした。現在、HUBの顧客はPersonaのデータベースと区分を調べ、従業員群を把握して、従来どおりの福利厚生を提供するだけでなく、従業員をどのように支援すればよいかを新たな視点でとらえられるようになっています。このデータを使用すれば、顧客は人員の傾向把握や調査など、これまではできなかった新しいことができるようになります。顧客担当者はこのソリューションと分析ツールを活用することで、カスタマイズされた説得力のあるコンサルティング サービスを顧客に提供できます。
Microsoft Power Platformのローコード技術でイノベーションを推進する方法については、こちらをご覧ください。
