
プロジェクトの背景
世界中の人々にとって、コーヒーは日々の楽しみであり、コロナの不安定な状況の中では、この日課はより不可欠なものとなります。国際的なコーヒー企業であるJacobs Douwe Egberts(JDE)社は、コーヒー1杯の効果を重視し、おなじみの名前の製品ラインナップを通じて、世界中の100か国以上にコーヒーを供給しています。
COVID-19による危機が発生しても、このミッションは変わりません。JDE社は、従業員とのつながりを維持し、ビジネスを継続し、世界中の消費者にコーヒーを安定的に供給する必要がありました。同社はリモートでの事業運営が急遽必要となったため、14,000人以上の従業員をSkype for BusinessからMicrosoft Teamsに迅速に移行する選択をしました。アクセンチュアとアバナードは、その実現のパートナーとして、最適な選択肢でした。
ソリューション
アクセンチュア、アバナード、JDE社の各チームは、世界中の主要部門の専門家と1週間にわたって仮想ワークショップを開催し、迅速な移行を開始しました。ここで、何千人もの従業員を短期間で新しいプラットフォームに移行する際の戦略、技術的な詳細、潜在的な課題を同社に説明しました。物理的な距離の規制と在宅勤務命令のため、プロジェクト全体(開始から稼働まで)をリモートで実施する必要がありました。Teamsへの移行準備期間中、アバナードとJDE社は、包括的な仮想変更管理プログラムを共同で実施し、従業員が安心して新しいツールを使用できるようにしました。
- 11の現地語で作成されたFAQ、ヒントとコツ、ページャ、お役立ち資料などを保存したSharePointサイトを構築し、すべての従業員が同じ情報を入手できるようにしました。
- 「チャンピオン」と呼ばれる、IT、コミュニケーション、HR部門の150人(既存のMicrosoft 365とTeamsの専門知識を有する従業員)が、ツール習熟のための同僚への支援を担当しました。
- リモートでのトレーニング・セッションが、Teamsを通じてグローバルでもローカルでも開催されました。
成果
3週間後、JDE社の従業員の約85%がTeamsに移行され、残りのユーザーもその後すぐにこのツールを導入しました。アクティベーションからわずか数週間で、従業員は82,400件を超えるビデオ通話を実施しました。
このようなプロジェクトではテクノロジーが重視されることが多いのですが、この戦略は、JDE社の従業員と彼らのニーズに応えるためのものでした。つまり、彼らの安全とつながりを維持することです。JDE社は、分野横断的なチームで協力することで、人々が最も必要とする時に「すべてのカップにコーヒーを(a coffee for every cup)」という使命を果たすことができました。
アバナードがどのようにして、Microsoft Teamsでお客様のワークプレース体験の変革をお手伝いできるかはこちらをご覧ください。