背景
Encory社は、自動車部品の再利用および再製造物流およびコンサルティングを提供する企業で、BMWグループとALBAグループのジョイントベンチャーとしてドイツで設立されました。
同社の設立時には、ITインフラの検討に重点が置かれました。Encory社のテクノロジー基盤は、拡張性の高いクラウドプラットフォーム上に構築したいと考えていました。物理インフラの制約がなく、迅速に実装しカスタマイズできるからです。また、新規業務を一から構築するための権限を与えることで、優秀なスタッフを雇用し、長く働いてもらいたいとも考えていました。これを実現するために、革新的なワークプレース体験を実現できるツールの構築に着手しました。
「国際展開が可能なシステムが必要でした。また、柔軟性において最も優れていたのがMicrosoft Dynamics 365でした。」
ソリューション
Encory社は、求めていたものをMicrosoft Dynamics 365 for Finance and Operations プラットフォームに見出しました。このプラットフォームは、幅広い統合ソリューションとクラウド機能を備えています。一から始めるにあたっての優先事項は、同社の業務を管理するERPシステムの導入でした。そのため、同社はソリューションの導入にあたり、パートナーとしてアバナードを選択しました。
プロジェクトチームはまず、Dynamics 365プラットフォームがサポートすべきプロセスを特定することから着手しました。新会社として、営業部門と財務部門を稼働させることが出発点でした。これは4ヶ月足らずで完成し、ソリューションを使用して迅速に請求書を管理し、支払いを回収できるようになりました。次の段階は、そこから「必要に応じて」展開することにしました。プラットフォームには、調達、物流、倉庫管理のモジュールが搭載され、Dynamics 365 CRMおよびMicrosoft Office 365と統合されました。
成果
Dynamics 365の導入による成果:
- 成長の加速
- 変化する市場状況に対応し、消費者に新たなソリューションを提供するためのアジリティと自由さを備えた、コスト効率と応答性に優れた、常に最新のワークプレース・プラットフォームを入手
- 適切なテクノロジー、オペレーション、従業員体験を組み合わせることで、効率性と生産性を向上させると同時に、ワークプレースを持続可能なビジネス価値を創出する場とすること
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