【2023年9月6日 – 米国シアトル発】　マイクロソフトのリーディング プロバイダーであるアバナードは、フローリン・ローター最高AI責任者（CAIO）を任命したことを発表しました。 アバナードの最高技術責任者（CTO）であったフローリンは、グローバルなAI戦略とその実行を指揮し、倫理基準、プライバシー、社会的影響に最大限の配慮をしつつ、顧客がAIファーストへの道を加速できるよう支援します。また、1,350億ドルと推定される市場機会を活用し、アバナード独自のAI変革を推進する責任者でもあります。また、アバナードは７月に人工知能（AI）に対する人材、プロセス、テクノロジーの準備という差し迫った課題に取り組む顧客を支援する新サービスを発表しました。アバナードの新サービスにより、リーダーは複数のビジネスおよびIT領域を評価・監視し、アクションの優先順位を決めることができるようになり、AIの利点を、責任を持って活用できるようになります。

アバナードのトレンドライン調査によると、85%の企業が今後18～24カ月の間にAIによる収益成長を見込んでおり、世界全体の年間収益では最大16%の成長が見込まれています。しかし、AIの開発スピードはかつてない速さであるため、ビジネスリーダーは、AIの可能性を活用する方法を理解し、AIの有望な見込みを実現するためのスキルやリソースを特定することに苦慮しています。新しいCAIOの役割を通じて、アバナードは再び、マイクロソフト プラットフォームに関するリーダーシップと深い専門知識、経験を集中的に顧客に提供します。

CAIOのフローリン・ローターは次のように述べています。
「AIは新たなコンピューティング プラットフォームとなり、機能全体、ひいては産業全体を刷新する可能性を秘めています。AIはまた産業革命の時代と同様に、人とテクノロジーとの関係や関わり方を根本から見直すことを必要とします。AIファーストであることは、人々を最優先にすることであると確信しています。私たちは人々が自己の可能性を実現し、最高の自己を実現する手助けできる素晴らしい機会を得ていると感じています。自分たちにできることと、どのようにして技術と人間の創造力を組織内のすべての人に活用できるかを考えるために、自問することが重要です」

アバナードのCEOであるパム・メイナードはフローリンの就任について「生成AIは、テクノロジーを使って重要なことを実現し、医療、教育、農業、環境など、産業革命以来見られなかった規模で産業を変革する方法について、まったく新しい可能性の世界を切り開きました。フローリンのリーダーシップにより、アバナードは今後も市場をリードし、AIファーストの世界で顧客が成功するための責任あるイノベーションを推進していくと確信しています」と述べています。

アバナード在籍20年のベテランであるフローリンは、チーフ イノベーション オフィサー、グローバル モダン ワークプレイス リード、グローバル デジタル リードなど、事業全体で複数のリーダー職を歴任してきました。アントレプレナー誌で「2023年に注目すべきCTOトップ10」に選出され、フォーブス テクノロジー カウンシルのメンバーでもあります。2019年、デジタル時代のデジタル倫理を探求した『We the People: Human Purpose in a Digital Age』を共著しています。2023年6月、アバナードはマイクロソフト グローバル システム インテグレーター パートナー オブ ザ イヤーに史上最多となる18回目の受賞を果たしました。

なお、フローリンの後任として、新興技術部門の責任者であるアーロン ライヒが最高技術責任者 (CTO)に就任します。