アバナード、精華町、ハーツテクノロジー、障がいを持つ人のために真のヒューマン・インパクトを創造するアイディアソン/ハッカソンを開催
〜遠隔地から歩行を支援する「見守ってシステム」が最優秀賞を受賞〜
【2020年2月27日 - 大阪発】アバナード株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役:安間 裕、以下「アバナード」)は2020年2月1日に、京都府相楽郡精華町とハーツテクノロジー株式会社と共同で、自然災害時に視覚障がい者や聴覚障がい者に警報信号や重要な情報を伝えることができる革新的なソリューションやそのアイディアを考案するアイディアソン(アイディア(Idea)とマラソン(Marathon)を掛け合わせた造語。課題に沿って、チームメンバーで意見・知識・経験などを共有し、議論して、制限時間内でまとめ、プレゼンしていくイベント)を「けいはんなプラザ」にて開催しました。
今回のアイディアソンでは、視覚や聴覚障がいを持つ住民が災害時に直面する様々な課題のうち、少なくとも一つを解決できるソリューションの考案に取り組みました。参加者は考案したアイディアをその場で聴衆に提示し、2月8日のハッカソン(ハック(Hack)とマラソン(Marathon)を掛け合わせた造語。既にブレーンストーミングされたアイディアをベースに、チームで制限時間内に具現化して、プレゼンしていくイベント)でそのアイディアを実際のソリューションに発展させていきました。
両イベントには、これまでの経験をもとに意見や課題を共有してくれた障がいのある方(視覚、聴覚、肢体)、手話を支援してくださったボランティア、一般参加者、大学生、アバナードの従業員、精華町役場の方など、30人以上が参加しました。
ハッカソンでは、実際に視覚に障がいのある方がカメラやマイク、GPSを装着、その情報をもとに遠隔地から歩行の手助けを行うことができる「見守ってシステム」を手がけたグループが最優秀賞を受賞しました。
ハッカソンの後、アバナードやハーツテクノロジーはアイディアソンで発表された様々なソリューションをさらに発展させ、PoC(概念実証)を行い、その後、ユーザー受け入れテストやプロトタイピングなどを実施する予定です。
精華町役場 社会福祉課課長(審査員長)の岩井秀樹氏は以下のように語っています。
「今回のイベントは、町内にお住いの障がいのある方に、日常だけでなく、災害時にも行政からの情報がスムーズに伝わるような仕組みづくりを、ITを活用してできればと思い、アバナードさんにご協力いただいて実現しました。商品化が実現できるような形になることを願っていると共に、精華町内でその商品の実証実験を試みていただけたらと思っています」
ハーツテクノロジー株式会社 社長(審査員、本イベントスポンサー)大和智明 氏は以下のように語っています。
「弊社には60代の方や多国籍の方が在席しており多様性に非常に興味があります。シニア層の方は非常に元気に働いてくれていますが、やはり体力的に難しい部分があることも事実です。今回のようなイベントで良いソリューションができ、シニア層の方がより元気に働ける世の中になればいいと思います」
アバナード シニアディレクター 杉本礼彦は以下のように語っています。
「今回のイベントは、アバナードの企業理念である『人に意義あるインパクト(#humanimpact)もたらすこと』を実現するための大変重要な試みです。皆様の貴重なご意見をいただき、障がいのある方に対しITができることをさらに広げ、形にしていければと考えています」
・アイディアソン/ハッカソンに参加された皆様、スタッフ、審査員の方々
・アイディアソン当日の様子
アバナードについて
アバナードは、マイクロソフトのエコシステムにおいて、革新的なデジタルサービスおよびクラウドサービス、ビジネスソリューション、デザイン主体のエクスペリエンスを届けるトッププロバイダーです。当社の擁するプロフェッショナルなスタッフは、テクノロジー、ビジネス、業界の専門知識を組み合わせた大胆かつ新鮮な思考を武器に、顧客とエンドユーザー、さらには従業員との改革と成長を推進しています。アクセンチュアマイクロソフトビジネスグループの一員として、マイクロソフトのプラットフォームを活用し、企業がエンドユーザーとエンゲージし、従業員を力づけ、オペレーションを最適化し、製品の変革を支援するのが私たちの役割です。25ヶ国に36,000名のプロフェッショナルなスタッフを配備。多様性を尊重し、事業を運営するコミュニティを反映した協力的な企業文化を通して、顧客に「ベストシンキング」を提供しています。アクセンチュアが筆頭株主であり、2000年にアクセンチュアとマイクロソフトによって設立されました。詳細については(https://www.avanade.com/ja-jp)をご覧ください。
精華町について
京都府の南西端にあり、近畿圏のほぼ中心、神南備丘陵を望む木津川流域に位置しています。本町は関西文化学術研究都市の中心地として各種最先端の研究施設などが立地するほか、新たな商業施設も含めた都市建設が進み、今なお成長を続けています。幾多の災害に逢おうとも、このまちでは人と人とが支え合い、自治を守り、美しい田園と里山を擁する郷土が育まれてきました。学研都市建設が始まった後も、開発と保全の協和がとれたまちづくりのもと、既存集落と新市街地それぞれの住民が共に緑豊かな精華町を愛することで、個性豊かな地域コミュニティが形成されています。
ハーツテクノロジー株式会社について
ハーツテクノロジーは、組み込みソフト開発・携帯電話ソフト開発などの経験を持つ技術者を中心に、半導体関連装置ソフトウェア・通信関連ソフトウェアをはじめ、機械学習(ディープラーニング)や HoloLens などの HMD を活用したシステム開発など新しい技術のプロジェクト開発まで、開発現場の品質向上、効率化、夢の実現をサポートしています。特に仕様書が完成する前の段階から、お客様と一緒に仕様を検討し開発を進めるようなプロジェクトに積極的に取り組みます。 https://www.hearts-tech.co.jp/
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