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アバナード、寄附講座でお茶の水女子大学の学生の社会課題解決をサポート
~テクノロジー活用し防災訓練アプリを開発、次世代育成に貢献~

アバナードでは、企業市民活動(コーポレートシチズンシップ)に積極的に取り組んでおり、その一環として次の世代を担う若者がデジタル時代を担う働き手となれるよう、さまざまなプログラムを通じて応援しています。2024年4月1日、国立大学法人お茶の水女子大学(所在地:東京都文京区)の新入生向けに、学生とアバナードが共同でMicrosoft Power Appsを活用して作り上げた防災訓練アプリ「フラッシュモブ防災訓練」がお披露目されました。

アバナードでは、2015年からお茶の水女子大学において、次世代・地方・環境に、持続可能な影響をもたらすことを目的に支援を開始しています。2020年4月からは、学生の可能性を高め、将来のキャリアを思い描く助けとなることを目的に寄附講座を展開しています。フラッシュモブ防災訓練は、2023年下期に行われた全15回の寄附講座「デジタル社会におけるSDGsとDXを用いてCSVサイクルを体験」を通じて発案されました。本講座は、同大学が抱える課題の中で、自分たちが何とかしたい強い気持ちをもつ課題に対してテクノロジーを活用した解決を実践するものです。

フラッシュモブ防災訓練は「防災意識は普段共有できない」という共通の課題意識をもつ2~3年生3名のグループ(当時)が立ち上げました。アプリのコンセプトは“予定調和ではない楽しい防災訓練を 団体単位と個人単位で提供するアプリケーション”です。アバナードは本寄附講座において、4~10名体制でアプリのアイデアに関するアドバイスのほか、学生のMicrosoft Power Appsを使ったアプリ開発を支援してきました。

新入生へのお披露目を前に、3月8日に行われた実証実験では担当のアバナード社員も参加し、利用者全員に災害発生の一斉通知が届いたタイミングで防災訓練が始まる「ヒーローモード」を体験しました。ヒーローモード機能は災害発生時の対応をクイズ形式で学ぶもので、実験では学内に設置されたAED(自動体外式除細動器)を避難しながら探す設定のもと実施されました。クイズは大学図書館からスタートし「どちらの階段から避難をすれば被害を防げるか?」といった位置情報を利用した設問が始まり、ガラスの飛散などさまざまな危険を学びながら進められました。アバナードはアプリを体験する中「アニメーション機能の追加」や「写真の挿入」などの機能追加や、UIの改善を提案しました。

4月1日の本番は新入生歓迎行事の一環として行われ、約60名の新入生がグループに分かれ参加しました。新入生たちは、防災に関するクイズに正解すると拍手をしながら喜びを分かち合い理解を深めていました。また「初対面にもかかわらず仲良くなれた」、「グループで協力して取り組むことができ、災害時に役立つ知識が得られた」と感想を語りました。アプリを開発した学生は「実際にデモを行わなければ分からないこともあり、楽しく取り組めた。今後は初めてアプリを使う人にも分かりやすく改良し、新入生という枠を超えて利用を広げられるようブラッシュアップしていきたい」と抱負を述べました。

今回の活動を支援したアバナードの担当社員は、「実証実験後も、アプリ開発だけでなく企画運営まで支援させていただいた。学生たちは皆コミュニケーション能力が高く、積極的に動いてくれて有難かった」と感想を話しています。

アバナードは、今後も学生の将来のキャリアの手助けとなるべく、さまざまな施策を行ってまいります。

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